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2016.03.10

さくらの撮り方いろいろ

  • 3月に入りいよいよ春の到来です。春に咲く花はたくさんありますが、春といえばなんといっても「桜」です。もちろんSNSに投稿される写真も桜で賑わいます。今回は、スマートフォンAQUOSで桜をキレイに撮るコツを実際に撮影した写真を解説しながらご紹介したいと思います。

  • 1. 桜の写真は明るめに撮りましょう

    桜に限らず花の写真は明るい方が印象がよくなります。特に、春は気持ちが前向きになるイメージがあるため、明るい写真が好まれます。AQUOSで撮影する際は「タッチフォーカス」と「露出補正」を使って写真を明るめに調整して撮影しましょう。ときには背景の白飛びを気にせず思い切り明るめに撮ってもよいでしょう。

    「タッチフォーカス」と「露出補正」を使った作例です。画面上で、花びらの部分をタッチしてピントと明るさを決めた後に、画面を上になぞる「露出補正」用のスライドバナーが表示されますので、設定値を上に少し移動し明るめに撮影しています。露出補正の明るくできる単位は「+0.5」です。露出補正バーのメモリが1つ上がると「+0.5」、2つ上がると「+1」です。この作例は「+1」で撮影しています。

    この作例は前述の作例よりもう一段明るく(+1.5)した作例です。逆光で太陽の光源を入れ込んで撮影しています。通常、日中の撮影での露出補正は+0.5〜+1で相当明るくなるため+1.5は使いませんが、桜の場合はこれくらい思い切って明るくしてみましょう。当然背景は白飛びしますが、ここでの優先順位は桜の花びらの見え方です。

  • 2. ときにはデジタルズームも使ってみましょう

    背の高い桜を撮るとき、広角レンズのスマートフォンでは桜の花の部分を大きく写すことが難しいことがあります。そんな時は、画面を右方向になぞるかピンチでズームをして撮影しましょう。スマートフォンは画像を拡大するデジタルズームのため、極端なズームだと画質が落ちてしまいますが、画面を右方向になぞった時に表示される「ズームバー」の1/3から半分程度くらいまでなら、撮影後に画像編集でトリミングするよりはキレイな状態で撮影できます。

    左:等倍
    右:ズームバーの1/3程度
    左:ズームバーの半分程度
    右:最大ズーム

    実際にデジタルズーム(ズームバーの半分まで行かない程度)を使って撮影した作例です。ズームをしていない時と比べると多少画質が粗くなりますが、小さめのサイズでの写真プリントやSNSでアップするうえでは十分な画質です。

  • 3. いろいろなバリエーションを撮りましょう

    桜は咲き始めから散るまでの期間が短いため、同じ桜でも今日と明日では花の状態が変わってしまいます。「キレイ!」「撮りたい!」と思ったときが撮り時です。せっかくのシャッターチャンスなので、撮る角度や寄り引き、縦位置や横位置などといったバリエーションを多く撮りましょう。

    青空と桜のバリエーション。アウトカメラより広角なインカメラでランダムにシャッターを切って撮影しています。インカメラで撮る場合は画面を確認できないので予想外の写真が撮れる面白さがあります。

    こちらは空と桜を撮る場合の正統的な構図例です。左は上に空が来るように縦位置で撮影。右は桜を右寄りにし左上に空が来るように横位置で撮影しています。

    桜の花に近寄って撮った作例です。花のボリュームや背景の使い方を工夫した作例です。このように花に近寄って撮影することで、背景をぼかした撮影ができます。

  • 4. 桜だけでなく「桜がある風景」を撮影してみましょう

    桜を撮るときはどうしても桜だけに目がいってしまいますが、桜だけを撮るのではなく周辺の景色も交えた「桜のある風景」も一緒に撮っておきましょう。桜単体の写真とはまた違った印象の写真になります。

    風景の一部として撮影する場合、撮影する位置や撮り方でも見え方が変わり、同じロケーションで撮った写真でも印象が変わります。

    この3枚は「桜と…」を意識して撮った作例です。桜越しに見える空、桜と水辺、桜と電車。桜単体の写真とは違った桜のよさを演出できます。

  • 5. レンズが小さいスマートフォンだから撮れる写真

    レンズが小さいからこそ撮れるのが「金網越しの写真」です。「満開の桜を見つけて近づいたら金網が…」という場面でも、スマートフォンなら金網に本体を近づけるだけで金網の写らない写真が撮影できます。

    右の写真が金網に本体をつけて撮影した作例です。この撮り方は動物園などで金網越しに動物を撮りたいような場面でも使えます。


    桜と電車を一緒に撮影することができます。

    桜の写真といっても撮り方を工夫するだけで、いろいろな写真が撮れることが分かって頂けたと思います。ソメイヨシノが咲くこれからが本格的な桜のシーズンです。いろいろな視点で桜を撮影してみましょう。PHOTOSHOWでは、昨年3月の特集記事でも桜の撮り方を紹介していますので、あわせてご覧ください。

    次回更新する「PHOTOギャラリー」では、今回ご紹介した桜だけでなく、「春に咲く花」の撮り方について、作例写真をワンポイント・アドバイスとともにご紹介致します。

    (テキスト・撮影:黒田智之)

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