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2016.10.13

水族館で撮影するコツ

  • 秋はレジャーの季節です。今回はレジャー施設のひとつ水族館で撮影するコツをご紹介します。水族館での撮影は、ほとんどが水槽(ガラス)越しの撮影になるため、ガラスにスマートフォンや周辺の明かりが映り込んでしまい上手に撮れないということがあります。
    そこで、「ガラス越し」の撮影のコツを中心にご紹介していきます。

  • ガラス越しの撮影で困ること「反射による映りこみ」の対処法

    左が反射による映りこみがあるもの。右はスマートフォンを水槽(ガラス)に直接付けて映りこみを抑えたもの。

    ガラスにスマホや周辺の明かりが映り込んでしまう原因は「反射」です。反射をなくした撮影をするのに手っ取り早いのは、ガラスにスマートフォンを当てて撮影する方法です。しかし、スマートフォンのレンズ部分と本体には、わずかな段差があるため、そのすき間から光が入ってしまい反射を完全に取り除くことはできません…。また、ガラスに直接スマートフォンを当てるのは、ガラスやスマートフォンを傷つける可能性もあります。このわずかな段差から入り込む光を無くすために、スマートフォンを手で覆うことで解消することも可能ですが、撮影する体勢としては少々無理があり、撮影しづらくなります…。

  • スマートフォンをガラス越し撮影用にカスタマイズ

    そこで役立つのが、シリコンラバー製の黒いスマホケースです。ラバーなので、スマートフォンをガラスに当てたときに滑らず固定しやすいのもおすすめのポイントです。

    今回カスタマイズで使用するもの

    1. 黒のシリコンラバー製のケース。
    2. 黒い紙テープ
    3. ハサミやカッター

    ここでのポイントは「黒色」であることです。黒は反射を抑える色だというのが一番の理由です。まずは、スマートフォンのレンズの周辺に黒い紙テープを貼ります。この時、黒い紙テープにスマートフォンのレンズ部分を押し付けて跡を付けてからカッターでくり抜くと簡単です。
    シリコンラバー製のケースをスマートフォンに装着すれば、ガラス越し撮影仕様の完成です。

  • 水族館での写真のコツその1
    ホワイトバランスを変えて青い海にしてみましょう

    この写真は、ホワイトバランスを「3300」にします。ちなみにこの数字の単位はケルビンです。色の温度を表しています。写真の色味としては、数字が小さい方が青くなり、大きい方が赤っぽくなります。ISO感度は100でシャッタースピードは1/8秒なので、通常では手ブレを起こしてしまいますが、スマートフォンをガラスに当てていることで固定され、手ブレの心配はありません。ピントはタッチフォーカスで魚に合わせています。下の作例は、ホワイトバランスをオートで撮ったのもの。

     

  • 水族館での写真のコツその2
    ひとつの水槽の中にある明るいところを撮りましょう。

    水槽内の明るさは均等でない場合が多々あります。暗いところで撮ろうとするとシャッタースピードが遅くなってしまうか、ISO感度が高くなり画像が粗くなってしまいます。まずは水槽内で明るいところを見つけてそこに魚が来るのを待ちましょう。下の作例は、同じ水槽内でも暗めのところ。

     

  • 水族館での写真のコツその3
    ガラスに当てる角度を変えてみる

    この写真はガラスに当てた状態の写真です。水族館のガラスは想像よりも分厚いこともあり、撮影角度を少しけるだけで歪んだりします。下の写真はスマートフォンの角度を変えて撮ったものです。

     

  • 水族館での写真のコツその4
    水面の光を入れてみましょう

    水槽は少なからずライトアップされています。前述の角度をかえる方法をうまく使って水面を入れて撮ると雰囲気が変わり華やかで幻想的になります。水面を入れることで水中撮影のような見え方に変わりますね。

     

  • 水族館での写真のコツその5
    ピントが合いにくいクラゲの写真は背景が暗い水槽がおすすめ!

    水族館の生き物の中で、一番ピントが合わないのがクラゲです。クラゲの展示方法は水族館によって様々ですが、背景が暗い水槽のクラゲであれば、タッチフォーカスでのピントあわせが容易です。

    水族館での撮影で使用した撮影モードは「おすすめプラス」のフルマニュアルモードです。オートでも問題ありませんが、マニュアルの方が水族館での撮影では色々と便利でキレイな写真が撮れます。設定のポイントとしては、HDRを「オフ」にしておくことです。HDRが「オン」になっていると、動きの速い魚を撮った時に合成ズレが生じてしまいます。

  • 今回ご紹介した水族館での撮影のコツいかがだったでしょうか。水族館の水槽のようにガラス越しでの撮影は、建物内からの夜景や、車、電車、飛行機など乗り物からの撮影にも応用できます。これから年末にかけて、イルミネーションなど夜景を屋内から撮る機会もあると思います。スマートフォンAQUOSでガラス越しの写真にトライしてみましょう!

    (テキスト・撮影:黒田智之)

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