特集記事

2018.08.09

スマートフォンで撮る花火大会

  • 夏を代表する写真といえば「花火」です。今回は、AQUOS R2ならではの撮影方法を中心に、AQUOS R2をお持ちでない方でも役立つ花火撮影のポイントについてご紹介します。前半はAQUOS R2、後半はスマートフォン全般という2部構成です。8月も半ばですが、花火大会は続きます。「花火撮影は難しい」「うまく撮れない」と感じている人は是非参考にしてください。

  • AQUOS R2 花火ギャラリー
  • 花火撮影で迷うのが「動画を撮るか?写真を撮るか?」
    AQUOS R2の花火撮影なら2つのカメラで同時撮影!
    AIライブシャッターを使って動画を撮りながら高解像度の写真も撮ってしまおう!

    AQUOS R2でしか撮れない花火の撮り方こそ、7月の特集「AQUOS R2カメラ機能使いこなし術 -動画編-」でもご紹介した機能「AIライブシャッター」です。動画専用カメラで超広角の動画を撮りながら、もうひとつのカメラで最大約2,260万画素の写真を同時に撮影できます。しかもAIが花火を認識して自動で撮影してくれるので、カメラを固定しておくだけで、肉眼で花火を楽しみながら「動画と写真の撮影はAQUOS R2にお任せ」ということが可能になります。

    AIライブシャッターの使い方の手順は以下の通りです。

    1. カメラを「ビデオ」に切り替えます。
    2. 画面左上の丸いアイコン(撮影モード)から撮影モードを「オート」(初期設定)に設定します。
    3. 画面上にある「AIライブシャッター」をオンにします。
    4. あとは録画開始ボタンを押して撮影を開始すると、動画を録画しながらAIが花火を認識して自動的に写真も撮影してくれます。

    上:AIライブシャッターの動画作例

    下(左):AIライブシャッターの写真作例
    下(右):AIライブシャッターの写真作例

    AIライブシャッターのカメラ設定等については「AQUOS R2カメラ機能使いこなし術 -動画編-」もご覧ください。

    2016年・2017年のAQUOSをお持ちの方は、花火の開花タイミングに合わせて写真を撮影する「花火撮影」があります。花火撮影モードの詳しい操作方法は、以下をご覧ください。

    AQUOS R で撮る「花火大会」
    花火の撮り方のコツ

    2015年のAQUOSをお持ちの方
    打ち上げ花火をキレイに撮るためのポイント

  • 動画はアクションカム並みの超広角だからこそ撮れる臨場感の溢れる花火

    動画専用カメラは、AQUOS R2でしか撮れないアクションカム並みの超広角135度で、花火大会の臨場感をそのまま残すには最適です。また、設定を変更することで、4K動画での撮影も可能で、「あとからキャプチャー」の静止画切り出しを使用することで、超広角の画角をそのまま活かした約800万画素の写真として抜き出すことも可能です。

    90度の写真作例

    35度のあとからキャプチャー静止画作例

    高画質な4K動画を撮影するための設定方法、あとからキャプチャーについては、「AQUOS R2カメラ機能使いこなし術 -動画編-」もご覧ください。

  • 強力な手ブレ補正だから可能な三脚いらずの花火撮影

    AQUOS R2の電子式手ブレ補正は、手持ちの花火撮影であっても、ブレの少ない動画を撮ることができます。本記事でご紹介している作例の多くも三脚を使わずに手持ちで撮影しています。

     

    こだわりのマニュアル撮影でも動画と写真を同時に撮影が可能

    ビデオの撮影モードを「マニュアル」にすると、「ホワイトバランス」「ISO感度」「彩度」「コントラスト」「明瞭度」といった項目を自由に設定して、オートとは違うこだわりの花火撮影を行うことができます。

    ホワイトバランス:色味を設定、調整します。数字は色の温度で、数字が大きいほど赤みが増し、小さいほど青みのある写真になります。

    ISO感度:数字が小さいほど高画質になりますが、シャッタースピードが遅くなり、暗所では手ブレを起こしやすくなります。逆に数字が大きいほどシャッタースピードが速くなり、手ブレの心配はなくなりますが、高感度ノイズが目立ちます。

    彩度:色の鮮やかさ(濃淡)を10段階で調整します。数字が大きいほど色が濃くなり、小さいほど色が薄く、最終的には白黒になります。

    コントラスト:明暗のメリハリを10段階で調整します。数字を小さくすると、フワッとした印象になり、大きくするとくっきりとした写真になります。

    明瞭度:10段階で調整します。数字が小さいほどノイズリダクションが強くなり、細かいディテールが損なわれますが、ノイズが目立たなくなります。数字が大きくなるとシャープネスが強くなり、細かいディテールをはっきり写すことができます。

     

    この中で特におすすめの項目が、色の鮮やかさを調整できる「彩度」と花火の色を変えることができる「ホワイトバランス」です。この2つの項目を調整することで、花火をより印象的に撮ることができます。また、「コントラスト」を高めに調整することで、暗部はより黒く、明部はより白くなり、明暗のメリハリが強調され、煙が目立たなくなります。

    マニュアル調整した効果は、動画だけでなく、もうひとつのカメラで撮影する高解像度の写真にも反映されます。マニュアルの場合、AIによる自動撮影はできませんが、録画ボタンの横にあるシャッターボタンで写真の撮影を自分のタイミングで行えます。

    マニュアルの使い方の手順は以下の通りです。

    1. カメラを「ビデオ」または「写真」に切り替えます。
    2. 画面左上の丸いアイコン(撮影モード)から撮影モードを「マニュアル」に設定します。
    3. 画面右端から左方向に画面をスワイプして 設定項目を表示します。
    4. 調整したい設定項目をタップし、スライダーをドラッグして各項目を調整します。

    以下は、ホワイトバランス(WB)をマニュアル操作した例です。(作例拡大不可)

    ホワイトバランスがオートの状態

    ホワイトバランスの数値を小さくして青っぽく調整

    ホワイトバランスの数値を大きくして黄と赤を強調調整

    マニュアルの撮影画面や設定方法については、
    「AQUOS R2カメラ機能使いこなし術 -動画編-」
    「AQUOS R2カメラ機能使いこなし術 -写真編-」
    もご覧ください。

  • ここから先は、AQUOSに関わらずスマートフォンによる花火大会の写真を撮る際に、知っておきたいポイントを「事前」と「撮影時」に分けてご紹介します。

    事前に知っておきたい3つのポイント
    ポイント1:迫力のある写真を撮るには花火の近くで

    スマートフォンの多くは広角レンズ。迫力のある撮影を行うなら、打上げ場所の近い有料席かその近くで撮りましょう。ズームをする必要がないから高画質な写真が撮れるだけでなく、近くで撮るほど臨場感のある広角レンズならではの撮影が可能です(レンズの違いによって、同じ場所で撮影しても撮影範囲の広さだけでなく、レンズ特性による遠近感に違いがでます。

    有料席と花火の距離感

    参考:打ち上げ花火をキレイに撮るためのポイントもご覧ください。

  • ポイント2:花火撮影は天気より風の有無と風向きが大切。

    花火大会は夜に行われるため、写真を撮るという意味では、晴れでも曇りでも雨さえ降らなければ大きな差はありません。むしろ撮影に大きく影響するのは風の有無と風向きです。風のない花火は煙の影響が大きく、煙が停滞することでせっかくの花火が見えなくなってしまう場合が多々あります。また、風があっても風下にいると煙が流れてきてしまうため、やはり煙の影響を受けてしまいます。花火の撮影の際は、風の有無と風向きにも注意して撮影場所を決めましょう。

    左:無風で煙の影響を受けた花火写真
    右:無風で煙の影響を受けた花火写真

  • ポイント3:花火との距離、花火の種類に合わせて縦位置と横位置を使い分ける

    まず、打上げ会場から遠い場合は縦で撮った方が、横に無駄な余白を作ることなく画角いっぱいに花火を配置できます。打上げ場所から近い場合は、花火大会の前半は単体の花火が中心のため、縦位置、後半は連続で打ち上がるスターマインやフィナーレがあるため、横位置で撮ると決めていれば撮影に迷わずにすみます。また、会場の観覧席の配置を見て、どれくらいの幅を使うかをみれば縦横どちらで撮るのが適しているかの参考になります。また、打上がる花火の高さに応じても縦横を使い分けましょう。

    左:縦位置の単体の花火写真
    右:縦位置の連続の花火動画

  • 撮影時に知っておきたい3つのポイント
    ポイント1 : 設定を確認しておこう

    花火の撮影をする前に、以下の設定を確認しておきましょう。
    ここに挙げた項目は基本的に花火撮影には適さない設定です。普段スマートフォンで撮影するときに設定を気にしていない方も多いと思いますので、撮影前に確認しておきましょう。特にフラッシュは、花火を撮る上では全く必要がないことと、花火大会の会場では周りの人が嫌がる場合もありますので、必ずオフにしておきましょう。HDRや夜景モードは、必要以上に明るく撮影してしまう場合があります。また、写真を明るくするために合成処理をしているものもあるため、写真が不自然になる場合があります。

    •フラッシュはオフにしておく(AQUOS・一般的なスマートフォン共通)
    •HDRの設定もオフにしておく(AQUOS・一般的なスマートフォン共通)
    •夜景モードでは撮影しない(一般的なスマートフォン)

     

    ポイント2 : 花火は少し暗めに撮ると色々といいことがある

    打上げ花火は思っている以上に明るいです。特に近距離での撮影では花火はとても明るいです。ですが、花火は打上げ時は暗く、開花してはじめて明るくなります。この明暗差の激しさが花火撮影の難しさの理由のひとつで、撮影した花火が明るすぎて白飛びを起こしたりすることがあります。

    これを緩和するための方法が暗めに撮るということです。AQUOSをはじめ、多くのスマートフォンに、明るさを調整する機能「露出補正」があります。AQUOSの場合は、撮影画面を縦方向(上方向は明るく、下方向は暗く)になぞることで明るさを調整できます。この露出補正を使って予め暗めにしておくことで、白飛びを起こすようなことはなくなります。また、暗めにすることで、以下のようなメリットがあります。

    •シャッタースピードが速くなるため、手ブレを起こしにくくなる。
    •暗くすることで、ISO感度が低くなり画質が向上する。
    •花火撮影にとって邪魔になる煙が若干目立たなくなる。
    •背景の黒が締まることで花火が強調され、写真としての見栄えが良くなる。

    もちろん花火の種類によっても適切な明るさは変わってきますので、バランスを見て明るさを調整しましょう。

    左:明るすぎて白飛びを起こしている花火写真
    右:暗めに撮った写真

    参考:打ち上げ花火をキレイに撮るためのポイントもご覧ください。

     

    ポイント3 : ピントが合わないときは、画面をタップしてピントを合わせる

    花火撮影でうまくいかないことの1つに「ピントが合わない」ということがあります。その場合、撮影画面をタップしてピントを合わせましょう。花火が開いた時に花火部分をタッチしてピントを合わせます。タッチするとしないでは成功率がかなり違います。一度で合わない場合は、何回かタッチしてみましょう。確実に撮影するには、最初の花火でピントを合わせて、次の花火で撮影する方が確実です。花火大会は、平均1時間ほどです。そして、最初よりフィナーレに近づくほど花火も華やかになります。慌てず、最高の瞬間のために練習しておく位の気持ちの余裕を持って花火大会を楽しみましょう。
    ※AQUOS R2の動画撮影時のAIライブシャッターでは、タッチオートフォーカスは動作しません

    参考:花火の撮り方のコツもご覧ください。

    AQUOS R2 のタッチフォーカスや明るさ調整については
    「AQUOS R2カメラ機能使いこなし術 -写真編-」もご覧ください。

  • 花火の撮り方については、以下の記事も是非ご覧ください。

    AQUOS R で撮る「花火大会」

    花火の撮り方のコツ

    打上げ花火をキレイに撮るためのポイント

    一度の撮影で動画と写真の両方を欲張りに撮影できるAQUOS R2で、素敵な夏の思い出を残しましょう。

    黒田 智之 くろだ ともゆき
    1971年東京生まれ。公益社団法人 日本写真協会会員。
    アートディレクター、フォトグラファーを主として音楽、映像、出版、広告などで活動。近年では、スマホ写真を中心に写真の撮影・プリントに関する書籍の執筆やセミナー、ワークショップ等の講師も務める。近著には『「いいね!」を増やす スマホ写真の撮影レシピ』(シーアンドアール研究所刊)などがある。
  • こちらもあわせてご覧ください。

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