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2019.09.12

AQUOSではじめるAdobe Lightroom - 前編 -

  • 今回のPHOTOSHOWは、いつもと志向をかえて、プロのカメラマンも使っている高機能な写真編集アプリ「Adobe Lightroom」のモバイル版を使った写真編集のはじめ方と使い方を、前後編の2回に分けてご紹介していきます。

    Adobe Lightroom とは、写真を編集するためのアプリです。デジタル一眼カメラで写真を撮る人であれば、プロアマ問わず、一度は聞いたことがあるほど、写真編集ではとても有名なアプリケーションで、撮影した写真を作品にレベルアップさせるため必要な、高度で精度の高い編集機能が数多く備わっています(無償版と有料版で機能は異なります)。また、スマートフォン用の画像加工アプリに稀にある画像編集による画質の劣化がなく、高画質のままに調整することができます。

    Adobe Lightroomについての詳細は、Adobeのウェブサイトでご確認ください。

    前編の今回は、使う準備と写真編集に関する用語や知識がわからなくても、簡単に使える機能をご紹介致します。

  • 今回の内容
    Adobe Lightroom を使う準備
    1. アプリを入手する
    2. Adobe Lightroom をはじめる
    3. 写真の読み込み
    とにかく簡単に写真レベルアップする3つの方法
    1. 明るさの調整くらいなら「自動調整」におまかせ
      1. 補正前後の確認は「画面を長押し」
    2. プロファイルを選んで色味を変える
      1. 編集した写真をスマホ本体に書き出すには「デバイスに保存」
    3. プリセットを選んで写真を調整する
      1. 編集をはじめからやり直したいときは「初期化」
  • Adobe Lightroom を使う準備
    1. アプリを入手する

    Adobe Lightroomは、Google Play で入手できます(無料)。画面の指示にしたがって、アプリをインストールします。

    Google Play で手に入れよう

    2. Adobe Lightroom をはじめる

    インストールをしたら、Adobe Lightroomを開きます。アドビのアカウントを持っていなくても、GoogleアカウントまたはFacebookアカウントから、無料のAdobe IDを作成できます。

    3. 写真の読み込み

    写真の読み込みのアイコンから、写真を選択します。読み込んだ写真は、Adobe Lightroom アプリ内で管理されるため、読み込んだ写真の編集や削除をしても元データには影響しません。

  • とにかく簡単に写真をレベルアップする3つの方法

    写真の編集に慣れていない場合、まず困るのが写真編集に関する用語です。用語がよく分からないと、その効果もよくわかりません。ここでは、用語が分からなくてもできる写真編集を行える方法を3つご紹介します。

    1. 明るさの補正なら「自動調整」におまかせ

    左:オリジナル / 右:自動調整した写真

    編集する写真を読み込み、表示します。画面下のメニュー「自動」をタップするだけで明るさなどを補正、調整してくれます。これだけで何もしないよりも写真がレベルアップします。

    とくに暗めの写真を適正の明るさにするのが得意な機能です。明るい写真の場合は、暗めに補正することがあるので、写真の種類によって使い分けましょう。

    補正前後の確認は「画面を長押し」

    画面を長押ししている間だけ、補正前の写真が表示されます。

    2. プロファイルを選んで色味を変える

    左:オリジナル / 右:プロファイルで色味を変えた写真

    画面下のメニュー「プロファイル」をタップします。プレビュー付きのリストから、お気に入りを選択すると、色味が変わり写真の雰囲気が変わります。まずは色々なプロファイルをタップして、効果を試してみましょう。

    用意されているプロファイルは、「基本補正」「アーティスティック」「ビンテージ」「モダン」「白黒」に分類されています。プロファイルを選択後にスライダーの数値を変更すると、効果のかかり具合が変わります。

    写真によっては、前述の自動補正で明るさの補正を行なってから、プロファイルで色を変えると効果的です。

    編集した写真をスマホ本体に書き出すには「デバイスに保存」

    画面右上のメニューアイコンから「デバイスに保存」で、編集した写真を書き出します。

    より高画質で書き出したい場合は「利用可能な最高画質」を選択しましょう。AQUOS R3で撮影した写真であれば、元画像と同じ画像サイズで書き出されます。

    「2048pxに制限」で書き出すと画像サイズの長辺が2048ピクセルにリサイズされた画像が書き出されます。

    3. プリセットを選んで写真を調整する

    左:オリジナル / 右:プリセットで調整した写真

    画面下のメニュー「プリセット」をタップします。プリセットは、明るさや色、効果やシャープネスなど、Lightroomで調整できる機能を使用したプリセットを、プレビュー付きのリストから選ぶだけで写真を編集できます。

    プリセットは、色味の調整を行う「カラー」「クリエイティブ」「白黒」と明暗のメリハリを含め雰囲気が一気に変わる「カーブ」、写真のディテールや質感を変える「シャープ」「周辺光量補正」「粒子」があります。項目によっては、複数のプリセットをかけ合わせることができます。

    最初は、難しいことを考えずにプリセット項目をいろいろ選びながら写真を調整してみましょう。

    作例では、プリセットを使用する前に「自動」で明るさを調整しています。

    以下の作例は、これまで紹介てきた「自動補正」で明るさを補正した後に「プロファイル」「プリセット」の両方を使って編集したものです。

    左:オリジナル / 右:プリセットで調整した写真

    1. プリセット(クリエイティブ:ターコイズとレッド)で色を鮮やかに。
    2. プロファイル(モダン07)で緑の印象を強めに。
    3. プリセット(周辺光量:弱)で、写真の四隅を若干暗めにして仕上げています。
    編集をはじめからやり直したいときは「初期化」

    編集をやり直したい場合は、画面下のメニューにある「初期化」から行います。すべての初期化だけでなく、作業のタイミングに合わせた初期化や復元ができます。

    1. 補正:補正や調整をかけるかける前の状態
    2. 読み込み時:写真を読み込んだ時の状態
    3. 開いた時:写真を開いた時の状態。作業途中や編集を再開した写真に対して使います。

    次回は、Adobe Lightroomの使いこなしの後編。より実践的な写真編集のやり方についてご紹介致します。

    黒田 智之 くろだ ともゆき
    1971年東京生まれ。公益社団法人 日本写真協会会員。
    アートディレクター、フォトグラファーを主として音楽、映像、出版、広告などで活動。近年では、スマホ写真を中心に写真の撮影・プリントに関する書籍の執筆やセミナー、ワークショップ等の講師も務める。近著には『「いいね!」を増やす スマホ写真の撮影レシピ』(シーアンドアール研究所刊)などがある。

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