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2019.09.30

AQUOSではじめるAdobe Lightroom -後編 -

  • 今回のPHOTOSHOWも、プロのカメラマンも使っている高機能な写真編集アプリ「Adobe Lightroom」のモバイル版を使った写真編集についてご紹介していきます。

    後編の今回は、写真を編集するにあたって、より実践的な「Adobe Lightroom」の機能と使い方を作例を通してご紹介していきます。

    Adobe Lightroomについての詳細は、Adobeのウェブサイト(外部リンク)でご確認ください。

  • 今回の内容
    画像編集を行うときには、ディスプレイの設定を確認しよう
    画像の調整と編集は、主にこの4つの編集メニューから
    知っていると便利!かんたん編集テクニック
    1. 逆光などで 暗く撮れてしまった写真を明るくする
    2. ぼんやりとした写真を「はっきり」「くっきり」と
    3. 見る人の目を引く、色鮮やかな写真に
    4. 屋内の撮影でよく起こる「色かぶり」を正しい色になおす
  • 画像編集を行うときには、ディスプレイの設定を確認しよう

    スマートフォンで編集した写真を、別のメーカーや機種のスマートフォンやパソコン上で見たときに、「色が違う」「明るさが違う」と感じたことがある人もいると思います。これは、写真の編集に使用したスマートフォンの色が正しくないことを意味します。AQUOS R3に限らず、AQUOSで写真編集を行う際は、以下のようにディスプレイを設定しておきましょう。

    1. 正確な明るさ調整のために画面の明るさは最大の「100%」にしておく
    2. 正確な色に関する調整のために画質設定は「ナチュラル」に
      (設定>ディスプレイ>詳細設定>画質設定>ナチュラル)

    色や明るさを調整する写真編集では、表示できる色数や色の正確さが求められるため、ディスプレイ性能がとても大切です。10億色表示で色再現性の高い「Pro IGZO」を使ったAQUOS R3のディスプレイは、「Adobe Lightroom」を使った写真編集にとても適しています。 

  • 画像の調整と編集は、主にこの4つの編集メニューから

    画面下にある編集メニューのうち、以下の4つを使って、写真全体の調整を行います。この記事では、この中から、「ライト」「カラー」「効果」を使った編集方法をご紹介します。

    ライト
    明るさや階調に関わる調整を行います。
    調整できること:露光量/コントラスト/ハイライト/シャドウ/白レベル/黒レベル
    カラー
    色に関わるさまざまな調整を行います。
    調整できること:ホワイトバランス/色温度/色かぶり補正/自然な彩度/彩度
    効果
    質感やメリハリといった、写真の印象に関わる調整を行います。
    調整できること:テクスチャ/明瞭度/かすみ除去/周辺光量補正/粒子の適用量
    ディテール
    輪郭をくっきりさせるシャープネス、ノイズを軽減するための調整を行います。特に夜景や暗い室内など、暗い場所で撮影した写真には特に効果的な調整が行えます。
    調整できること:シャープ/ノイズ軽減/偽色の軽減
  • 知っていると便利!かんたん編集テクニック
    1. 逆光などで 暗く撮れてしまった写真を明るくする

    左:オリジナル / 右:自動調整した写真

     使用する機能:ライト/露光量・シャドウ・ハイライト・コントラスト

    写真全体の明るさを調整するには「露光量」で調整します。影の部分(黒い部分)の明るさを調整するのは「シャドウ」を使います。「露光量」を調整するだけで、十分明るさは調整できますが、明るさを調整したことによって、白飛びを起こしてしまったり、写真の階調に影響が出るため、「シャドウ」や「ハイライト」「コントラスト」もあわせて調整しましょう。

    ポイント:逆光が理由で暗い写真の場合は、「露光量」よりも、「シャドウ」を上げて、「ハイライト」を下げるだけでも十分に明るくなります。また、「コントラスト」で、階調のメリハリも調整できます。以下は、写真の明るさを調整するときの流れの例です。これで思い通りの明るさに調整できます。


    1. まずは写真全体の明るさを「露光量」を使って程よい明るさに調整します。
    2. 次に「シャドウ」を使って、影などの暗い部分を調整します。
      ここまでで、明るくするには十分ですが、以下のことを行ってより細かな調整を行います。
    3. 白とびを解消するために、「ハイライト」を下げて調整します。
    4. 写真の階調を「コントラスト」で調整します。

     

  • 2. ぼんやりとした写真を「はっきり」「くっきり」と

    左:オリジナル / 右:自動調整した写真

     使用する機能:効果/かすみ除去

    人が写っていない風景や花、料理の写真で効果があります。特に風景は、思い切り数値をあげてみましょう。人が写っている場合は、肌の色や影を見ながら調整しましょう。

    ポイント:「かすみ除去」とあわせて、「明瞭度」を上げると、よりくっきりさせることができます。人物の場合は「明瞭度」を上げると、顔の影やシワ、毛穴などが際立ってしまいます。「明瞭度」を逆に下げると、肌が柔らかくなり、美肌効果が得られます。

     

  • 3. 見る人の目を引く、色鮮やかな写真に

    左:オリジナル / 右:自動調整した写真

     使用する機能:カラー/自然な彩度・彩度

    色の鮮やかさは、色の濃さを調整する「自然な彩度」「彩度」を調整します。彩度の調整には、「自然な彩度」と「彩度」2種類の調整方法があります。まずは、名前のとおり、自然な雰囲気で色鮮やかにする「自然な彩度」で調整しましょう。その後に「彩度」を使ってより効果的に全体の鮮やかさを調整するのがおすすめです。

    鮮やかさは、写真にとって、明るさと同じくらい写真の印象をを左右します。とくに、風景や料理、花など、もともと形状だけでなく色が被写体の印象を左右するものでは大切です。

    ポイント:「彩度」の調整とあわせて「色かぶり補正」や「色温度」をあわせて調整すると、思い通りの色に調整できます。また、人物の写真の場合、「彩度」を上げすぎると肌色が濃くなってしまうため、「自然な彩度」だけを上げて色鮮やかさにし、肌色を調整を「彩度」を若干下げることで整えます。

     

  • 4. 屋内の撮影でよく起こる「色かぶり」を正しい色になおす

    左:オリジナル / 右:自動調整した写真

     使用する機能:カラー/色温度・色かぶり補正

    お店や部屋など、屋内で撮った写真にありがちな「色かぶり」現象は、主に照明が影響しておこります。カフェやレストランなどで撮る料理ではよく起こる現象です。「色温度」と「色かぶり補正」を調整することで、正しい色に近づけることができます。

    ポイント:まずは「色温度」を調整します。それだけでは不十分な場合は「色かぶり補正」もあわせて調整すると効果的です。「色かぶり補正」と「色温度」のもうひとつの使い方として、正確な色ではなく印象的な色に誇張することができます。夕景では特に効果的です。

     

  • 今回ご紹介した機能は、すべて無料版で利用できます。写真編集の経験がない人も、ぜひ挑戦してみてください。

    無料版と有料版の編集機能での違いは、全体的な編集が主な無料版に対して、有料版は部分的な編集ができるという点です。

    明るさや色に関する部分編集や、写真に写ってしまった余計なものを消したりすることもできます。また、背景をぼかしたり写真の歪みを調整することもできるなど、より精度の高い写真編集を行うことができます。

    また、有料版では、すべての機能とパソコンでスマートフォンやタブレット、パソコン、ウェブといった、色々な環境で写真編集データを共有、同期ができるクラウドサービスでもあります。

    写真がキレイになるだけで、写真はもっと楽しくなります。使うだけで写真がレベルアップする「Adobe Lightroom」の写真編集で、AQUOSで撮った写真をより素敵な写真に仕上げましょう。

    Adobe Lightroom とは

    写真を編集するためのアプリです。デジタル一眼カメラで写真を撮る人であれば、プロアマ問わず、一度は聞いたことがあるほど、写真編集ではとても有名なアプリケーションで、撮影した写真を作品にレベルアップさせるため必要な、高度で精度の高い編集機能が数多く備わっています(無償版と有料版で機能は異なります)。また、スマートフォン用の画像加工アプリに稀にある画像編集による画質の劣化がなく、高画質のままに調整することができます。

    Adobe Lightroomについての詳細は、Adobeのウェブサイト(外部リンク)でご確認ください。

    Adobe Lightroomは、Google Play で入手できます(無料)。画面の指示にしたがって、アプリをインストールします。

    Google Play で手に入れよう

  • 黒田 智之 くろだ ともゆき
    1971年東京生まれ。公益社団法人 日本写真協会会員。
    アートディレクター、フォトグラファーを主として音楽、映像、出版、広告などで活動。近年では、スマホ写真を中心に写真の撮影・プリントに関する書籍の執筆やセミナー、ワークショップ等の講師も務める。近著には『「いいね!」を増やす スマホ写真の撮影レシピ』(シーアンドアール研究所刊)などがある。

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