特集記事

2019.11.14

AQUOS sense3 カメラ使いこなし術

  • 2019年冬モデルの「AQUOS sense3」のカメラ機能。その一番の特長は、臨場感溢れる風景写真に適した広角カメラと接写もできる標準カメラの2眼カメラになったことで、撮影がこれまで以上に面白く、表現の幅が一層広がりました。

    AQUOS sense2 では7つだったカメラAIも9つの被写体やシーンに対応。より多くのシーンで、最適な画質に設定してくれます。また、動画についても、AQUOS R3 で搭載した、動画を撮り終えると約15秒程度のダイジェストムービーを作ってくれる「AIライブストーリー」も加わり、写真と動画の両方で進化を遂げています。

    写真だけでなく、気軽に動画を楽しめるようになった AQUOS sense3 のカメラ機能の使い方を作例とともにご紹介していきます。

    ※ AQUOS sense3 lite Rakuten Mobile 専用モデルは、標準カメラのみになります。

  • 今回の特集の内容
    カメラの使い方

    広角カメラと標準カメラの違いを知っておこう

    1. 撮影できる広さ(視野角)が違う
    2. 広角レンズの特徴を知っておこう
    3. 撮影するものに近づける距離の違いを知っておこう
    4. より広く、よりキレイに撮るには、カメラ設定を変えてみよう

    カメラの基本操作を知っておこう

    1. カメラの切替え方
    2. 撮影モードの変更
    AQUOS sense3 で撮影を楽しもう
    1. 風景は臨場感あふれる広角カメラで
    2. 花やテーブルフォトは思い切り近づける標準カメラで
    3. 背景がボケない広角カメラで手前をぼかそう
    4. 子どもの写真はカメラを使い分ける
    5. 広角カメラでピンボケしない夜景撮影
    6. 色味や質感を調整して自分好みに
    7. 人物は背景をぼかして印象的に撮れる「ポートレート」
    8. 自分だけのキレイ設定でいつでも撮れる AQUOS beauty
    動画の楽しみ方
    1. 手間のかかる動画編集はAIにおまかせ AIライブストーリー
  • カメラの使い方
    広角カメラと標準カメラの違いを知っておこう

    まずは、2つのカメラの特性を知って、写真を撮るのに役立てましょう。

    1. 撮影できる広さ(視野角)が違う!

    広角カメラと標準カメラは、視野角の広さによって撮影できる範囲が違います。広角カメラは臨場感と遠近感を生む広角レンズならではの特徴である「ゆがみ」を利用した撮影が可能です。この特徴を知っておくと、同じ場所で撮る写真が大きく変わります。

  • 2. 広角レンズの特徴を知っておこう!
    スマホの角度でゆがみをコントロール

    広角レンズは樽型にゆがみ、遠くのものを小さく、手前のものを大きくします。この特性が、遠近感や臨場感を演出します。

    撮るものに対してのレンズ位置や角度、配置が変わると、同じ距離でも写り方が変化します。上下に角度を変えることで、より大きくゆがませたり、逆にゆがみの少ない写真を撮ることもできます。

  • 3. 撮影するものに近づける距離の違いを知っておこう

    広角カメラと標準カメラでは、撮影範囲の違いだけでなく、撮るものに近づける最短距離が大きく異なります。広角カメラは人物の全身や風景を撮る場合に、標準カメラは人物の上半身、料理や花などを撮るのに適しています。
    標準カメラは思い切り近づける分、背景をぼかした撮影が可能です。

  • 4. より広く、よりキレイに写真を撮るには、カメラ設定を変えてみよう

    ご購入時のカメラの写真サイズの設定は、縦横比16:9の4K(3840×2160)の約800万画素ですが、広角カメラの特徴を活かすため、カメラの設定を、縦横比4:3の12M(4000×3000)に変えてみましょう。画素数も1,200万画素になり、広角レンズによる広々と解像感のある撮影を行えます。

    設定には、写真、動画とは別に、共通という設定があります。セルフタイマーの表示や、マニュアル時のみに使える設定などは、共通設定から行います。マニュアルの共通設定の項目にあるフォーカス設定では、顔優先AFや通常のセンターAFなどを選択することができます。(設定できる項目は、使用するカメラや撮影モードによって異なります。

  • カメラの基本操作を知っておこう

    カメラの基本操作を覚えましょう。

    1. カメラの切替え方

    写真撮影と動画撮影の切替えは、カメラ名の部分を左右にスワイプして切替えます。タイムラプス撮影とは、時間の経過を撮影する動画機能で、長時間かけて撮影した経過をとても短い時間で再生する「早送り動画」のことをいいます。

    広角カメラと標準カメラを切替える

    広角カメラ(下のカメラ)と標準カメラ(上のカメラ)の切替えは、アイコンまたは横にある「・」をタップします。ピンチを使ったズーム操作でも切替えることができます。

  • 2. 撮影モードの変更

    購入した状態の撮影モードは、写真は、AIオート、動画はオートが選択されています。マニュアルなど、他のモードで撮影を行う場合は、ここから変更します。撮影モードは、動画、写真、セルフィーそれぞれで異なります。撮影モードを変更することで、本格的なマニュアル撮影や背景をぼかした人物写真が撮影できるポートレート(写真のみ)など、オートとは違う色々な撮影を行えます。撮影モードの変更は、撮影画面左上の 丸いアイコンをタップして変更します。

    おすすめプラス

    マニュアルで調整できる設定項目を用途に合わせて簡単に使えるように設定しているプリセットメニューです(写真のみ)。

  • AQUOS sense3 で撮影を楽しもう
    風景は臨場感あふれる広角カメラで

    遠近感がある広角らしい写真を撮りましょう。

    視野角の広い広角カメラは、全身を撮る人物や風景に適しています。四隅にかけて直線的なものを入れ、手前から奥に向けて延びるものを写すと、広角らしい写真が撮れます。風景や建築物、室内などは特に効果的です。

    ピンボケの心配がない

    広角カメラはインカメラと同じ固定焦点なので一定の距離(1〜1.5m程度)をとればピンボケの心配がありません。

  • 花やテーブルフォトは思い切り近づける標準カメラで

    大きなボケを作るには標準カメラで思い切り近づいて撮りましょう。

    標準カメラは、撮りたいものに近づくほど背景がぼけて、立体感のある写真が撮れます。左の作例のように、障害物がなく抜けのよい背景では、より効果的です。テーブルフォトの場合は、思い切り近づくことで、手前もぼかすことができ、ピントが合っている場所がより際立ちます。

    正確なピント合わせ

    意図した場所にピントを合わせるには、画面内の合わせたい箇所をタップします。その場所にあわせて明るさも調整してくれます。

    クローズアップ撮影

    数センチ程度まで近づけます。限界まで被写体に近づくと、小さなものをクローズアップするマクロ(接写)撮影ができます。

  • 背景がボケない広角カメラで手前をぼかそう

    スマホを上下逆に持ち、カメラが下になるようにして、本体をほぼ地面につけて撮影すると、立った状態の撮り方とは違う、手前の地面がボケた写真が撮れます。広角、標準どちらのカメラでも撮影できますが、普通の撮り方ではボケ味を表現できない広角の方がおすすめです。

    スマホのわずかな傾きなどを自動的に補正

    撮影時の撮るものの配置を認識し、自動的に構図を補正してくれる機能が「インテリジェントフレーミング」です。オリジナルデータとは別に、構図を補正した写真を同時に保存します。水平や垂直のズレが写真の出来に左右する、風景写真などには、とても便利です。ご購入時の初期設定で設定されています。設定と解除は、「カメラ設定」→「写真」で行えます。

  • 子どもの写真はカメラを使い分ける

    おとなしく、定位置でポーズをとっているようなときは、「標準」で撮りましょう。遊具で遊んでいるときのように動きが多いときは、一定の距離をとればピンボケしない固定焦点の「広角」で撮りましょう。

    左が標準カメラ。右が広角カメラ。

    ペットにも有効

    子どもやペットのように動きの予測がつかないような場面の撮影は、固定焦点の広角カメラが撮りましょう。撮影できる範囲が広いこともあり、動きについていきやすい点もオススメの理由です。また、動きのあるものを撮る際は、合成処理によるズレが起こる可能性がある「オートHDR」の設定は解除しておきましょう。

  • 広角カメラでピンボケしない夜景撮影

    夜景や花火撮影で困るのが「ピンボケ」と「手ブレ」です。ピンボケを気にせず夜景を撮るには、固定焦点の広角カメラが最適です。また、本体がブレないようシャッターボタンは押しすぎずに優しくタップするように心がけます。そして、シャッター音が鳴ってもすぐにスマホを動かさないようにするだけで、手ブレは軽減されます。

    フラッシュは使わない

    風景の夜景撮影においてスマホのフラッシュは、「百害あって一利なし」。フラッシュの設定は、昼夜問わず、基本的に解除しておくのがおすすめです。使わない方が自然な明るさで、キレイに撮れます。

    オートHDRを設定

    写真全体の明るさを均等にしたい場合は、カメラ設定でオートHDRをオンにすると、逆光や夜景の撮影にも効果的です。

  • 色味や質感を調整して自分好みに

    マニュアル撮影は、加工アプリのように自由に画質を調整できます。夕焼けの赤みを強調したい場合で効果的なホワイトバランス は色を、料理や花、風景の印象をよくする鮮やかさを調整できる彩度 など、自分の好みや撮るものに合わせて調整できます。シャッター速度 を遅くすれば、光の残像を写すスローシャッター撮影や、マニュアルフォーカス でピントを自分で合わせることもできます。

    設定は次回もそのまま

    一度調整した設定は、カメラを再起動しても、そのままの設定で撮影できます。

    ピントと明るさを別々の場所に合わせる

    画面をタップすると、明るさを決める場所とピントを合わせる場所を個別に決められる「個別AE/AF」が使用できます(広角は明るさのみ)。

    本格的なマニュアルの撮影画面

    オートやAIオートと違い、水平・垂直の2軸の水準器が表示されます。また、明るすぎて白とびしている部分と、暗すぎて黒つぶれを起こしている部分がゼブラ状に表示(撮影した写真には写りません)されるなど、マニュアルならではの撮影補助表示機能が備わっています。

    加工アプリのように色や質感にこだわるならこの項目を調整しよう!
    ホワイトバランス
    色味を変更することができる設定です。数字は色の温度で、数字が大きいほど赤みが増し、小さいほど青みのある写真になります。夕景などで使うのがおすすめ。

    おすすめ設定
    正確な色で撮るならオートがおすすめ。夕景の赤みを強調するなら「6500k〜8000k」程度がおすすめ。
    彩度
    色の鮮やかさ(濃淡)を10段階で調整します。数字が大きいほど色が濃くなり、小さいほど色が薄く、最終的には白黒になります。

    おすすめ設定
    花や料理を色鮮やかに撮るなら「6〜8」程度がおすすめ
    コントラスト
    明暗のメリハリを10段階で調整します。数字を小さくすると、階調が豊かになるだけでなくフワッとした印象になります。数字を大きくすると、明暗(白黒)の差がハッキリしてメリハリのあるくっきりとした印象の写真になります。

    おすすめ設定
    基本はオートがおすすめ。彩度とのバランスを見て使用するのがおすすめ。彩度を上げたらコントラストを少し下げるくらいの方がバランスよく撮れます。コントラストを下げると階調が豊かになります。
    明瞭度
    10段階で調整します。数字が小さいほどノイズリダクションが強くなり、細かいディテールが損なわれますが、ノイズが目立たなくなります。数字が大きくなるとシャープネスが強くなり、細かいディテールをはっきり写すことができます。

    おすすめ設定
    基本はオートがおすすめ。遠景の風景を撮るなら数値を上げてシャープにします。人物の顔をアップで撮るような場合やノイズを軽減したい場合は、若干数値を下げると滑らかになります。
    スライダーを使った設定の調整方法 (例:マニュアルでの彩度調整)

    調整したいアイコンをタップするとスライダーが表示されます。○をドラッグして調整すると、効果が変化します。

  • 人物は背景をぼかして印象的に撮れる「ポートレート」

    ポートレートは背景がとても重要です。背景をぼかさない場合であっても、シンプルな壁などを背景にした場合と、ゴチャゴチャした背景では写りも印象も違います。背景をぼかすことができれば、どんな場面でも背景のゴチャゴチャした感じが薄れ、主役の人物が引き立てられます。より自然なボケ具合の写真にしたい場合は、人物と背景の間に空間ができるように距離をとるようにしましょう。壁によりかかった状態だと不自然な写真になります。

    リアルタイムで確認

    人物を認識すると背景がボケた状態になります。ぼかし量は、スライダーの ○をドラッグして調整します。

  • 自分だけのキレイ設定でいつでも撮れる AQUOS beauty

    画面を見ながら「美肌」「小顔」「顔色」「明るさ」「目の大きさ」をメイク感覚で調整できます。カメラを再起動しても設定はそのまま。自分に適した効果で、いつでも撮ることができます。また、アウトカメラのポートレート同様に、背景のぼかし具合も同時に調整できます。

    視線ずれ対策にはアイキャッチセルフィー

    アイキャッチセルフィーは、視線を集めやすく目線が合いやすくしてくれます。利用するには、セルフタイマーを使って撮影します。撮影画面にセルフタイマーを表示させるには、 カメラ設定→「共通」にある「セルフタイマー表示」を設定します。

    背景ぼかし(AQUOS zero / AQUOS R2 compact
    背景をぼかします。ボケ具合を10段階で調整できます。AQUOS sense2では、撮影モードを変更して「背景ぼかし」を単独で使用できます。
    オン/オフ
    AQUOS beautyの設定と解除を行います。補正効果を使用しない場合は、ここでオフにします。
    美肌効果
    肌を滑らかにします。10段階で設定できます。
    小顔効果
    顎のラインを細くします。10段階で設定できます。
    肌の色合い
    赤みを足して顔色を調整します。10段階で設定できます。
    顔の明るさ
    肌の色を明るくします。10段階で設定できます。
    目の大きさ
    目を大きくします。10段階で設定できます。
  • 動画の楽しみ方
    手間のかかる動画編集はAIにおまかせ AIライブストーリー

    撮影しながらAIが自動編集するAIライブストーリー。録画を停止したと同時に、約40以上のパターンの中から、雰囲気の違う約15秒程度の3パターンのダイジェストムービーが自動的に作られます。編集いらずでSNSにシェアできます。ビデオの「オート」で撮影します。

    自分が意図したダイジェストムービーにするコツ

    AIライブストーリーは、AIが被写体や場面転換に応じて編集するシーンを決めています。この編集ポイントを自分の意図に近づけるためには、録画しながら「写真撮影ボタン」を押して写真を撮影します。AIは、写真撮影されたタイミングを編集するシーンとして優先します。

    同じ場所からの定点撮影ではなく、場面の転換を考えて動きを意識してみましょう。

    アングルを工夫したり、引いたり寄ったり、被写体と一緒に移動したり、時には先回りして被写体を待ってみたり...。こういったことを意識して、一回の撮影で複数の場面ができあがるように撮影しましょう。 場面がいろいろ変わることで面白いムービーになります。

    <操作や設定のチェックポイント>

    4Kサイズの動画撮影時には、AIライブストーリーは対応していないため、動画サイズは、フルHDにしましょう。

  • 2つのカメラと新しいカメラAIで、写真や動画の両方を楽しめる機能が充実し、楽しみ方が何倍にも広がった AQUOS sense3 で、思い出をたくさん残しましょう。

    AQUOS sense3の作例は、以下でご覧頂けます。

  • 黒田 智之 くろだ ともゆき
    1971年東京生まれ。公益社団法人 日本写真協会会員。
    アートディレクター、フォトグラファーを主として音楽、映像、出版、広告などで活動。近年では、スマホ写真を中心に写真の撮影・プリントに関する書籍の執筆やセミナー、ワークショップ等の講師も務める。近著には『「いいね!」を増やす スマホ写真の撮影レシピ』(シーアンドアール研究所刊)などがある。

特集記事一覧に戻る

用語解説おさらい

その他特集記事

関連するギャラリー