特集記事

2020.01.23

AQUOS zero2 カメラ使いこなし術

  • 今回の特集の内容
    1. 2つのメインカメラの違い
    2. 超広角ならではの遠近感「広角カメラ」
    3. 質感描写と前背景のぼけ味も楽しめる「標準カメラ」
    4. 色や質感、シャッター速度も思いのままに「マニュアル」
    5. ポートレートもセルフィーも背景をぼかして印象的に
    6. 動画を撮りながらAIが写真を自動撮影。動画編集もAIにおまかせ
  • 有機ELディスプレイ+マグネシウム合金フレームで世界最軽量のハイスペックモデル「AQUOS zero2」。今回のPHOTOSHOWでは、「AQUOS zero2」のカメラ機能についてご紹介します。

    AQUOS zero2 のカメラは、写真以外に3種類の動画モードが用意されています。通常の動画(ビデオ)以外に、スローモーション(スロービデオ)とタイムラプスの撮影が行えます。写真、動画、タイムラプスは、広角カメラと標準カメラの2種類を使用できますが、スローモーションは、標準カメラのみ使用できます。

    フラッグシップモデル「AQUOS R3」同様に、ビデオ(オートの時)で撮影では、広角カメラで動画を撮影しながら、もう1つの標準カメラでAIが写真を自動撮影する「AIライブシャッター」と録画終了と同時に約15秒程度のダイジェストムービーを作成する「AIライブストーリー」も使用できます。

  • 固定焦点のため、遠くにピントが合うようになっているため、背景はぼけませんが、手前はぼかせます。撮るものに対してのレンズ位置や角度、配置が変わると、同じ距離でも写り方が変化します。

    接写から遠景まで常用できるカメラで、撮るものに近づけます。被写体に近づけることと、レンズが明るいこともあり、背景を大きくぼかした撮影が可能です。広角カメラと違い、ゆがみが少ないのも特徴です。

    広角カメラと標準カメラは、視野角の広さの違いによって撮影できる範囲、画素数、F値が異なります。レンズの明るさを示すF値は、数字が小さいほど、明るいレンズで、暗いシーンにも強いということになります。また、カメラの実力を最大限にいかすには、カメラ設定内の写真サイズで、広角は「20.1M」、標準は「12.2M」に設定します。


  • 超広角でしか撮れない写真

    アクションカムで撮ったような、ゆがみをいかした臨場感が得られるのが、視野角の広い広角カメラ。広角レンズは樽型にゆがみ、遠くのものを小さく、手前のものを大きくします。この特性が、遠近感や臨場感を演出します。また、広角カメラは、インカメラと同じ固定焦点。オートフォーカスと違い、一定の距離でピントが合うため、ある程度の距離以上離れていればピンぼけの心配がなく撮影できます。


    遠近感が誇張される広角の写真

    視野角の広い広角カメラは、全身を撮る人物や風景に適しています。四隅にかけて、直線的なものを入れ、手前から奥に向けて延びるものを写すと、広角カメラの特性をいかした写真が撮れます。風景や建築物、室内などは特に効果的です。


  • 質感をいかしたい花や料理などは
    撮りたいものに思い切り近づける標準カメラで

    標準カメラは、遠くから近くまで、撮影距離を選ばず使用できます。レンズが明るく、光学式の手ブレ補正の効果もあり、薄暗い場面に強いのも特徴です。人物をはじめ、近づいて撮ることが多い料理、質感やディティールをいかしたい花などを撮るのにも適しています。また、前景や背景をぼかした写真を撮りたい場合にも、標準カメラを使用します。



    花や料理などの撮影では AI が自動調整

    撮りたいものにカメラを向けるだけで、被写体や場面に合わせて画質や設定を調整する「AIオート」では、AIが「料理」を検知すると、彩度と明るさを調整し、色鮮やかに撮れます。AIが認識するものは、「人」「犬」「猫」「料理」「花」「夕景」「花火」「QRコード」「白板」の計9種類です。QRコードに関しては、AIオートの他に、オート、マニュアルでも認識します。


    大きなぼけを作るには標準カメラで思い切り近づく

    標準カメラは、撮りたいものに近づくほど背景がぼけて、立体感のある写真が撮れます。背景だけでなく手前のぼけも表現したい場合は、さらに被写体に近づき、ピントの合う位置を後ろにずらします。手前もぼけることで、ピントが合っている場所がより際立ちます。


  • 加工アプリ感覚で色や質感を調整して自分好みに

    マニュアルでは、カメラの知識がなくても、加工アプリのように自由に設定できます。夕焼けの赤みを強調したい場合に効果的な(ホワイトバランス)は色を、料理や花、風景の印象をよくする鮮やかさを調整できる(彩度)など、自分の好みや撮るものに合わせて自由に調整できます。

    ホワイトバランス
    色味を変更できます。数字が大きいほど赤みが増し、小さいほど青みのある写真になります
    ISO感度
    数字を小さくすると画質は向上しますが、暗所では手ブレを起こしやすくなります。
    シャッター速度
    残像を撮るような場合は速度を遅く、弾ける水滴を撮るような場合は速度を速く設定します
    フォーカス
    四角の枠内の赤く表示される「ピーキング表示」をガイドにし、マニュアルでピントを合わせます
    彩度
    数字が大きいほど色が濃く鮮やかになり、小さいほど色が薄く、0になると白黒になります
    コントラスト
    数字を小さくすると、フワッとした印象に、大きくすると、くっきりとメリハリのある写真になります
    明瞭度
    数字が小さいほどノイズが目立たなくなり、数字が大きくなるとシャープに写すことができます

    シャッター速度を遅くして光を流す

    シャッター速度を遅くすると、光の残像が撮れます。まずは、自分は動かずに、車などの光の残像を撮ってみましょう。シャッター速度を遅くする撮影では、三脚や近くにある手すりや壁などを利用して、カメラを固定しましょう。また、ジンバル(電動スタビライザー)を使った撮影もおすすめです。

  • 本格的なマニュアルの撮影画面

    オートやAIオートと違い、水平・垂直の2軸の水準器が表示されます。また、明るすぎて白とびしている部分と、暗すぎて黒つぶれを起こしている部分がゼブラ状に表示(撮影した写真には写りません)されるなど、マニュアルならではの撮影補助表示機能が備わっています。

    個別AE/AF
    画面にタップすると表示されます。ピント(□)と明るさ(AE)を個別に移動させることができます(広角カメラはAEのみ)
    水準器
    「◯」は垂直、「横ライン」は水平の二軸の水準器。カメラ設定で非表示にすることもできます
    白とび/黒つぶれ表示
    明るすぎて白とびしている部分、暗すぎて黒つぶれしている部分に表示されます。画面上の表示のみで、撮影データには写りません

  • メインカメラの「ポートレート」モード

    ポートレートは背景がとても大切です。背景をぼかさない場合であっても、シンプルな壁などを背景にした場合と、いろいろなものが写り込んだ背景では、写りも印象も違います。背景をぼかすことができれば、背景の印象が薄れ、主役の人物が引き立てられます。この人物の背景をぼかせる「ポートレート」モードは、背面の標準カメラと広角カメラの両方で使用できます。

    背景のぼかし量
    背景をぼかします。ボケ具合を10段階で調整できます。AQUOS sense2では、撮影モードを変更して「背景ぼかし」を単独で使用できます。


    AIオートからポートレートへ撮影モードを変更する方法

    ①撮影画面左上の丸いアイコンをタップします。②撮影モードメニューで変更したいモードをタップして選択します。③撮影モードが変更されます(ここでは「ポートレート」)。画面にある背景ぼかしのアイコンをタップするとスライダーが表示されます。○をドラッグして調整すると、効果が変化します。


    サブカメラは「AQUOS beauty」とあわせて使える

    セルフィー用のサブカメラの場合は、撮影モードを「オート」にします。画面を見ながら「美肌」「小顔」、肌の「色合い」「明るさ」「目」の大きさをメイク感覚で調整できます。カメラを再起動しても設定はそのまま。自分に適した効果で、いつでも撮ることができます。また、メインカメラのポートレート同様に、背景のぼかし具合も同時に調整できます。

    背景のぼかし量
    背景をぼかします。ボケ具合を10段階で調整できます。AQUOS sense2では、撮影モードを変更して「背景ぼかし」を単独で使用できます。
    オン/オフ
    AQUOS beautyの設定と解除を行います。補正効果を使用しない場合は、ここでオフにします。
    美肌効果
    肌を滑らかにします。10段階で設定できます。
    小顔効果
    顎のラインを細くします。10段階で設定できます。
    肌の色合い
    赤みを足して顔色を調整します。10段階で設定できます。
    顔の明るさ
    肌の色を明るくします。10段階で設定できます。
    目の大きさ
    目を大きくします。10段階で設定できます。
  • 視線ずれ対策にはセルフタイマーを使った「アイキャッチセルフィー」

    アイキャッチセルフィーは、視線を集めやすく目線が合いやすくしてくれます。利用するには、セルフタイマーを使って撮影します。撮影画面にセルフタイマーを表示させるには、 カメラ設定→「共通」にある「セルフタイマー表示」を設定します。

  • 2つのカメラを使って
    動画を撮りながら AIが写真を自動撮影(AIライブシャッター)

    広角カメラで動画を撮影しながら、AIが被写体を認識して、標準カメラで写真を自動撮影するAIライブシャッターは、2つのカメラを使って写真と動画を同時に撮れます。また、写真撮影では、構図を自動的に判断し、補正します。

    録画が終わるとダイジェストが自動的に完成(AIライブストーリー)

    撮影しながらAIが自動編集するAIライブストーリー。録画を停止したと同時に、パターンの中から、雰囲気の違う約15秒程度の3パターン(Standard/Fun/Relax)のダイジェストムービーがBGM付きで自動的に作られます。編集いらずでSNSにシェアできます。ビデオの「オート」で撮影します。

    自分が意図したダイジェストにするコツ

    AIライブストーリーは、AIが写真を撮影したタイミング、被写体や場面転換などに応じて編集点を決めています。この編集ポイントを自分の意図に近づけるためには、録画しながら「写真撮影ボタン」を押して写真を撮影します。AIは、写真撮影されたタイミングを編集点として優先します。

    ゲーミングスマホとしての印象がある AQUOS zero2 ですが、アクションカムで撮ったような、ゆがみをいかした臨場感が得られる視野角の広い広角カメラ。近づいて撮ることが多い人物や料理、質感やディティールをいかしたい花などに適した標準カメラという個性的な2つのメインカメラは、ハイスペックモデルらしい仕上がりです。

    動画を撮影しながら写真が撮れるAIライブシャッター、手間のかかる動画編集なしでダイジェストムービーを自動生成するAIライブストーリーなど、スマートフォンAQUOSでしか体験できない機能も満載の AQUOS zero2 で、クリエイティブで個性的な撮影体験を楽しんでください。

  • 黒田 智之 くろだ ともゆき
    1971年東京生まれ。公益社団法人 日本写真協会会員。
    アートディレクター、フォトグラファーを主として音楽、映像、出版、広告などで活動。近年では、スマホ写真を中心に写真の撮影・プリントに関する書籍の執筆やセミナー、ワークショップ等の講師も務める。近著には『「いいね!」を増やす スマホ写真の撮影レシピ』(シーアンドアール研究所刊)などがある。

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