特集記事

2020.04.09

AQUOS R5G 使いこなし術 - 写真編「4つのカメラについて」-

  • 今回の特集の内容
    1. 4つのカメラの違い
    2. 最大4,800万画素の超広角カメラ
    3. 常用に適した万能な標準カメラ
    4. 最も見た目に近い写りの望遠カメラ
  • AQUOSのフラッグシップモデル AQUOS AQUOS R5Gの使いこなし方として、前回は、8Kをはじめとする動画に関する機能をご紹介しました。今回からは、写真に関する機能をご紹介していきます。写真に関する初回は、AUQOS初のクアッド・カメラ(超広角、標準、望遠、被写体との距離(深度)を三次元的に測定するToF(Time of Flightの略)カメラ)についてご紹介していきます。

  • 最大画素数:4,800万画素
    最大動画サイズ:8K(8Kワイド時)/4K(ビデオ)
    F/2.9 19mm(35mm換算)
    固定焦点(Deep Focus)
    電子式手ブレ補正(動画)

    最大画素数:1,220万画素
    最大動画サイズ:4K(ビデオ)
    F/1.7 26mm(35mm換算)
    オートフォーカス(全面位相差AF)
    光学式手ブレ補正(写真/動画)
    電子式手ブレ補正(動画)

    最大画素数:1,220万画素
    最大動画サイズ:4K(ビデオ)
    F/2.7 52mm(35mm換算)
    オートフォーカス(位相差AF)
    光学式手ブレ補正(写真/動画)
    電子式手ブレ補正(動画)


    超広角、標準、望遠のそれぞれのカメラは、視野角の違いによって撮影できる範囲、F値が異なります。レンズの明るさを示すF値は、数字が小さいほど明るいレンズで、暗いシーンにも強いということになります。各カメラの画角を最も広くし、レンズ本来の実力で撮影するには、カメラ設定内の写真サイズで、「12.0M」に設定します。

    超広角カメラのみ、写真サイズの設定を「48.0M」にすると最大解像度の4,800万画素で撮影することができます。この場合、使用するカメラは超広角カメラのみになります(AIオート、オート、マニュアル)。

    超広角は風景や建築物、広々撮りたい室内、花火などに適しています。標準は、接写から遠景、人物といった全域。望遠は、被写体にクローズアップして撮ることの多い料理、花、遠くのものをズームして撮りたい場合に適しています。

    1番下にあるカメラは、ToF(Time of Flightの略)カメラといい、被写体との距離(深度)を三次元的に測定するセンサーカメラで、このカメラ自体が写真を撮るものではありません。


  • 視野角の広い超広角カメラは、手前のものを大きく、遠くのものを小さく写す効果から遠近感が生まれ、臨場感溢れる写真が撮れます。目の前の景色を広々と写す風景にはとても適しています。四隅にかけて、直線的なものを入れ、手前から奥に向けて延びるものを写すと、超広角カメラの特性を活かせるため、建築物や室内などは特に効果的です。

    レンズの歪み補正(マニュアルのみ)を利用すれば、歪みが抑えられた直線的な写真や、アクションカムのような超広角ならではの歪みを活かした撮影の両方を楽しむことができます(AIオート/オートは歪補正100%の状態で撮影 )。

    スマホの角度で歪みをコントロール(歪み補正を使わない場合)

    歪み補正を使用しないと、超広角レンズは樽型に歪みます。撮るものに対してのレンズ位置や角度が変わると、写り方が変化します。スマホの傾け方によって、より大きく歪ませたり、逆に歪みの少ない写真を撮ることもできます。


  • F値1.7の明るいレンズと素早く正確なオートフォーカス、スナップ撮影に適した視野角で常用カメラとして使いやすいのが標準カメラです。超広角カメラと違い、歪みが少ないのも特徴です。風景から人物、被写体に近づいて撮ることの多い料理や花など、遠景から接写までできるため、日常使いに最適です。

    明るいレンズとブレ補正の標準カメラ

    明るいレンズと大型ピクセルセンサーの標準カメラは、暗いシーンでもノイズの少ない写真が撮れます。光学式手ブレ補正とAIによる被写体ブレ補正の効果で、動く被写体でもブレを抑えることができます(AIオート時)。また、被写体に近づいて撮るマクロ撮影にも適しています。

  • 望遠カメラの特徴は、遠近感を誇張(膨張)させる超広角カメラとは対極に、画角を圧縮させる効果があり、被写体を注視しているときのような写り方をします。レンズの歪み方も、膨張効果のある超広角の樽型とは違い、画角も整理しやすいのが特徴です。

    また、標準カメラもレンズとしては広角レンズになり、レンズの特性上遠近が誇張されます。遠くにある小さなものを大きく切り取るイメージの強い望遠カメラですが、見た目の近い写りをするため、料理などのテーブルフォトや人物にも適しています。

    カメラによる歪み方の違い

    レンズの歪みとは、そのレンズの特徴であって、決して欠点という訳ではありません。レンズの特徴を理解した上で、被写体に適した効果を期待できるレンズを使用しましょう(超広角カメラ使用時のマニュアルモード及び8Kワイド撮影は好みの歪み具合に調整することができます)。

    今回は、超広角、標準、望遠のカメラの特徴を中心にご紹介しました。次回は、AIオートやマニュアル、新しくなった背景ぼかしといった撮影モードに関して、作例とともにご紹介します。

  • 黒田 智之 くろだ ともゆき
    1971年東京生まれ。公益社団法人 日本写真協会会員。
    アートディレクター、フォトグラファーを主として音楽、映像、出版、広告などで活動。近年では、スマホ写真を中心に写真の撮影・プリントに関する書籍の執筆やセミナー、ワークショップ等の講師も務める。近著には『「いいね!」を増やす スマホ写真の撮影レシピ』(シーアンドアール研究所刊)などがある。

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