料理を一番おいしそうに見せてくれるのは、実は自然光なのかもしれません。海鮮丼を窓際に置いて陰影をつけるだけで、生魚のシズル感をしっかり表現できました。複数の食材がひとつの丼に乗った料理は、全体を均一に見せようとすると平凡なつまらない写真になってしまいます。丼が画面からはみ出るぐらいに寄って、この料理の主役、半透明の生しらすにピントを合わせたら、周囲が適度にぼけて、迫力のある写真に仕上がりました。