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2017.01.19
【撮影データ】ISO感度: 25 / シャッタースピード: 1/480 / ホワイトバランス: オート / 露出補正: +0.67 / 撮影モード: 「おすすめオート」 / 撮影写真サイズ設定: 23MP / フォーカス設定: センターAF(タッチフォーカス) / フルマニュアル項目設定: シャッタースピード・ISO感度・彩度・コントラスト
< 「顔+手+小道具」で「表情+α」の人物写真に >
人物を撮影する際に、表情だけを撮影すると「いつもと代わり映えがしない」「もの足りない」と感じることがあります。そんな時は、まずは顔に手を添えてポーズをとったり、髪をかきあげたりといった「手」を写真に足して動きをつけてみましょう。これだけでもいつもの写真とは変わりますが、そこにもうひとつ「モノ(小道具)」を足してみるのもオススメです。
この写真では、子供に「ビー玉を持ってもらい、ビー玉を見てもらっている」を足しています。撮影の際に気をつけたのは、ビー玉の中に映り込んだこどもの顔です。これこそが、ピントを合わせる場所になります。

そして、人物写真の撮影で基本中の基本なのが、必ず目にピントを合わせることです。目にピントを合わせることで、被写体の目力がアップし顔全体の表情がよく見える写真になります。この写真ではビー玉の中に写っている顔の目にピントが合うようにしています。
この写真の「ましかくトリミング」のポイント
この写真のトリミングのポイントは立体感の強調です。ピントが合っているビー玉と手と背景のボケる部分の面積をおおよそ半分になるようにしています。そして、ピントが合っているビー玉の中の顔をなるべく中心におさめ、背景のぼけている瞳の位置を三分割のライン上に配置しています。この二点によって、立体感を強調しています。

【撮影】フォトグラファー 黒田智之さん
「AQUOSというカメラの写真展」より