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スマートフォンAQUOSの撮影のコツを紹介

用語解説 か行

階調

かいちょう

色や明るさの濃淡の変化、または変化の滑らかさのことをいいます。濃淡の変化が滑らかなものほど優れた階調再現能力を持ち、階調が多ければ多いほど自然に近い描画ができます。

画角

がかく

レンズが写す画像のうち撮像素子に写る範囲を角度で表したものです。35mmフィルム換算の焦点距離を基準に比較しますが、焦点距離が短い場合は画角が広く、長い場合は画角が狭くなります。

拡散光

かくさんこう

光源からさまざまな方向に拡散して広がる光のことです。

間接光

かんせつこう

光源からの直接の光ではなく、壁や天井などに反射した光のことです。光源から直接当たる光に比べ、光量は落ちますが、柔らかい光となり、影が弱くなります。

逆光

ぎゃっこう

被写体にカメラを向けたとき、被写体の後ろから光が当たっている状態をいいます。逆光の状態で撮影すると被写体の背後の明るい背景に露出が合うことになり、順光やサイド光に比べて被写体は暗くなってしまいます。ただし、逆光を利用して影を強調したり美しい光を捉えることもできるため、わざと逆光で撮影する場合もあります。

魚眼レンズ

ぎょうがんれんず

カメラ用レンズで画角が180°以上の超広角レンズのことです。半球状に盛り上がったレンズの光屈折を利用し、人間の視野には収まらないほぼ水平(180度)の視野を一度に写すことができます。スマートフォンなどのエフェクトモードでは、画像を半球の形に曲げてあたかも魚眼レンズで撮影したかのような写真が撮影できます。
「魚眼」は、魚の視点である水面下から水面上を見上げた場合、水の屈折率の関係で水上の景色が円形に見えることに由来しています。
【Fisheye Lens】(フィッシュアイレンズ)

銀残し

ぎんのこし

暗部を暗く、コントラストを強調する撮影モードです。
本来の銀残しとはフィルムや印画紙の現像手法の一つです。銀を取り除く処理(ブリーチ)をあえて省いてフィルムや印画紙に銀を残すことで、色合いやコントラストが本来と異なる特殊な現像結果を得ることができます。【bleach bypass】(ブリーチバイパス)

黒ツブレ

くろつぶれ

逆光での人の顔や黒っぽい衣服、または風景の影の部分など、カメラの階調が再現できる範囲を超えているため階調の情報が得られず、黒一色に塗りつぶされることを言います。
黒ツブレとは逆に、明るすぎる部分の階調が失われて白一色になることを、白飛びと言います。
なお、HDRを利用すると複数の露出で同じ画像を撮影して階調を補った1枚の画像に合成するので黒ツブレ、白飛びをほぼ回避することができます。

光源

こうげん

光を発するもののことです。光源には、太陽などの天然光源とLED電球などの人工光源とがあり、一般的に光源と言えば人工光源を指します。

構図

こうず

写真の中でメインの被写体や背景などをどのように配置するかという画面構成のことです。
構図を理解することが、写真上達の近道と言われています。平凡な写真が、構図次第で見違えるように素晴らしい写真に変わることもあります。
代表的な構図に、三分割構図、日の丸構図、対角線構図などがあります。

光量

こうりょう

一定時間内に被写体にあたる光の総量のことです。
光の強さを表す量である光束を時間について積分して求められ、ルーメン(記号はlm)という単位を用います。

ゴースト

ごーすと

強い光源からの光がレンズに入ってきた時にレンズの表面で反射した光がレンズ内部やカメラ内部で複雑に反射することが原因で、レンズ内で反射した光が楕円形などはっきりした形で写った光の像のことです。フレアの一種です。ひとつの表現方法としてフレアやゴーストが生きる写真もあります。

コントラスト

こんとらすと

最も暗い部分と最も明るい部分の輝度(明るさの程度)の差のことです。コントラストが高くなれば暗い部分は暗く、明るい部分は明るく表現されメリハリのある画像になりますが、色の階調は失われてしまいます。また、コントラストを低くすると明暗の差が縮まり中間の色が増えてメリハリのないぼやけた画像になります。