Androidの基礎知識 > 第3回 Googleアカウントを使う > 4. 2要素認証を理解しよう

第3回 Googleアカウントを使う

4. 2要素認証を理解しよう

セキュリティ強化に役立つ2要素認証

Googleアカウントではパスワードを使って本人確認を行っています。

パスワードは本人しか知らないという前提のため、そのパスワードを知っていれば本人であると確認できるわけです。

ただ、もしパスワードが漏えいしてしまい、第三者に知られてしまうと、その第三者が本人になりすましてGoogleのサービスを使えるようになってしまいます。

このため、パスワードは第三者に知られないようにしなければなりませんが、それでも漏えいする可能性はあります。

そこでぜひ設定しておきたいのが2要素認証です。

2要素認証とは、パスワードとそれ以外の要素(2要素)で本人を確認する方法です。

Googleアカウントの場合、そのアカウントを利用しているAndroid(またはiPhone)を使ってログインを確認するという方法で、2要素認証を実現しています。

2要素認証の設定方法

設定方法は「設定」アプリの「Google」から「ログインとセキュリティ」を選び、さらに「2段階認証プロセス」をタップします。

その後パスワードを入力し、画面の指示に従って2段階認証プロセスを有効にすれば完了です。

2段階認証プロセス

2段階認証プロセスの設定画面

2段階認証プロセスを有効にすると、初めて使うパソコンなどでGoogleアカウントを利用しようとしたとき、登録されたAndroidにログインを許可するかどうかを訪ねる画面が表示されます。

ログイン確認画面

Googleアカウントでのログイン確認画面

自分がログインした場合であれば「はい」をタップして許可し、もし心当たりがなければ「いいえ」をタップします。

これにより、仮にパスワードが第三者に漏えいしたとしても、Androidが手元にあれば第三者に勝手にログインされてしまうのを防げます。