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2017.01.19
【撮影データ】ISO感度: 25 / シャッタースピード: 1/200 / ホワイトバランス: マニュアル / 露出補正: -0.5 / 撮影モード: 「おすすめプラス」フルマニュアル / 撮影写真サイズ設定: 23MP / フォーカス設定: センターAF(タッチフォーカス) / フルマニュアル項目設定: ホワイトバランス・ISO感度・彩度・コントラスト
<明るさを決めるための「タッチフォーカス」と印象的な色にする「ホワイトバランス」 >
この写真の撮り方のポイントは、タッチフォーカスによる「明るさ調整」と色を調整する「ホワイトバランス」です。「タッチフォーカス」はピントと明るさを同時に決めてくれます。ここでのポイントは明るい部分にタッチすることです。この写真でいうと雲の白い部分が当てはまります。ここをタッチすることで、少し暗めの写真になり印象的な風景写真になります。また、ピント合わせのことも考えなければならないため、手前の木をフォーカス枠に入るようにタッチしています。

これで、基準となる明るさとピントが決まるので、あとは、画面を上下になぞって最終的な写真の明るさを決めています(この写真は-0.5)。
色に関しては、ホワイトバランスを調整して決めています。夕日といっても色はその日によって違います。私の場合、夕日の撮影では若干青っぽく調整しています。そうすることで、黄色味が抑えられるだけでなく夕焼けの赤みが強調されます。夕日の撮影をする際は試してみてください。
この写真の「ましかくトリミング」のポイント
この写真の主役は夕焼けの空を際立たせる「木」です。この木と夕焼け空のバランスを考えてトリミングしています。ポイントは暗い部分の残しかたです。下部の暗いところの面積をどれくらいにするかを考えて行っています。この暗部の面積によって写真の印象は大きく変わってきます。

【撮影】フォトグラファー 黒田智之さん
「AQUOSというカメラの写真展」より