PHOTOSHOW

スマートフォンAQUOSの撮影のコツを紹介

特集記事

2021.06.16

AQUOS R6 カメラ使いこなし -このカメラの魅力-

  • AQUOS R6 のカメラの魅力、それは、「デジカメ用大型1インチセンサー+高品質のレンズ」の組み合わせが実現する「光学性能」です。今月のPHOTOSHOWは、デジタル処理の良いところは継承しつつ、カメラの原点であるレンズと撮像素子(センサー)という「光学」にこだわったAQUOS R6 の魅力をご紹介します。

  • 作例の内容
    1. 光学ならではの「ぼかし効果」
    2. 暗い場所を「闇」としない
    3. 豊かな階調と色彩表現
    4. これまでとは次元の違う緻密な写り
    5. カメラはひとつ、表現は多彩。 「AQUOS R6カメラの特性」
  • 光学ならではの「ぼかし効果」

    撮影データ(マニュアルで撮影)
    F 1.9 / 19mm / ホワイトバランス: オート / ISO: 150 /シャッター速度: 1/60秒 / 色合い(彩度): 6 /コントラスト:5/明瞭度: 5

    F値の数値が小さいほど明るく撮影できます。それに比例してぼかし効果が大きくなります。ただし、ぼかし効果はセンサーの大きさに影響を受けるため、F値を調節するだけではデジタルカメラのような自然なぼかしは実現できません。

    AQUOS R6では光学的なぼかしによる撮影ができます。光学的なぼかしは、レンズとセンサーの組み合わせによって実現できる自然なぼかしです。作例の背景にある光の丸いぼけ(玉ボケ)は、ぼやかすだけのデジタル処理では、再現が難しい本物のボケなのです。

  • 暗い場所を「闇」としない

    撮影データ
    F 1.9 / 19mm / ホワイトバランス: オート / ISO: 100 /シャッター速度: 5秒 / 色合い(彩度): 6 /コントラスト:5/明瞭度: 5

    光をとらえる面積が広いため、暗い場所でもノイズが少ないことも1インチセンサーの大きな特徴です。撮影には厳しい環境下であればあるほど、カメラ本来の力が試されます。

    作例のような星明かりのみの自然環境下には、街灯りによる光と影はありません。このような状況では、明暗の差を利用するHDRやナイトモードといった、デジタル処理による夜景撮影は向いていないため、カメラの持つ光学性能がものをいいます。

    もちろん、スマートフォンらしく手軽に暗い場所でも撮影できるナイトモードも搭載されています。撮影シーンや状況、使い勝手に合わせた撮影ができるため、暗所での撮影の選択肢はこれまで以上に広がります。

  • 豊かな階調と色彩表現

    撮影データ
    F 1.9 / 19mm / ホワイトバランス: オート / ISO: 50 /シャッター速度: 1/2200秒 / 色合い(彩度): 5 /コントラスト:5/明瞭度: 5

    眩しいほどの光(白)から暗闇のような影(黒)。この明と暗の幅をどれくらい広く、豊かな階調で表現できるかを表すのが「ダイナミックレンジ」。これこそセンサーの大きさが物を言います。デジタル処理に頼るHDR効果のような、全てが明るく平坦な写りではなく、見たままの光と影を豊かな階調で空気感をもとらえます。

  • これまでとは次元の違う緻密な写り

    撮影データ
    F 1.9 / 19mm / ホワイトバランス: オート / ISO: 50 /シャッター速度: 1/4600秒//色合い(彩度): 5 /コントラスト:5/明瞭度: 5

    デジタルカメラで使用される2,020万画素の大型1インチセンサー。その描写は、髪の毛の1本に至るまで精密。これまでのスマートフォンとは明らかに別次元の写り。

  • カメラはひとつ、表現は多彩。
    AQUOS R6 カメラの特性

    これからお見せする作例は、ズームを使わずにすべて広角19mmのフル画角だけで撮ったものです。ひとつの画角であっても、撮り方次第でぼかしの効果が変わり、色々な写真が撮れることがわかります。加えて、ズームを上手く使えば、さらに雰囲気のあるぼかし撮影ができ、多彩な表現が可能になります。

    被写体に近づく

    被写体に近づくほど背景がぼけます(近づける距離は15cm程度)。

     

    被写体との距離をうまく調節する

    被写体と背景の距離(奥行き)を調節することで、背景のぼけ具合が変わります。
    奥行きのある背景はぼけ具合が強くなり、手前の被写体の立体感が増します。

     

    背景をぼかさない撮り方

    被写体と背景の距離が近いと背景がぼけにくくなります。

     

    パンフォーカスで撮る

    被写体から離れるほど全体にピントが合います

  • カメラ本来の性能を決める「光学」にこだわった AQUOS R6 のカメラは、スマートフォンが進化しても撮れそうで撮れなかった、本格デジタルカメラ画質の写真が撮れます。

    次回の PHOTOSHOW は、AQUOS R6 のカメラの機能について詳しくご紹介いたします。

    こちらも合わせてご覧ください。

    黒田 智之 くろだ ともゆき
    1971年東京生まれ。公益社団法人 日本写真協会会員。
    アートディレクター、フォトグラファーを主として音楽、映像、出版、広告などで活動。近年では、スマホ写真を中心に写真の撮影・プリントに関する書籍の執筆やセミナー、ワークショップ等の講師も務める。近著には『「いいね!」を増やす スマホ写真の撮影レシピ』(シーアンドアール研究所刊)などがある。
  • AQUOS R6 PHOTO GALLERY 公開中!
  • ※ AQUOS R6 のカメラ機能を改善するソフトウェア更新を実施しました。
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