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スマートフォンAQUOSの撮影のコツを紹介

特集記事

2024.8

AQUOS フォトコン受賞に向けた「10 のヒント」

  • 昨年よりインスタグラムへの投稿によって実施されている「AQUOSフォトコン」。2023 WINTER2024 SPRINGに続き、2024年の夏はクアルコム・ジャパン社とのコラボレーションによる「Snapdragon | AQUOS Wフォトコン 2024 SUMMER」として開催されます。

    今回のPHOTOSHOWは、「Snapdragon | AQUOS Wフォトコン 2024 SUMMER」に応募するにあたって、受賞に向けての対策やおすすめの撮影シーンや被写体についてのヒントをご紹介します。受賞に向けての第一歩は「応募すること」です。ぜひこの記事を参考にして応募しましょう!

    ※今回掲載する作例は、インスタグラムでのサムネイルの見え方を踏まえ正方形にしていますが、拡大すると、実際の撮影サイズの縦横比で表示されます。

  • 今回の内容
    1. テーマに合った写真を応募しよう
    2. 「夏と言えば」を連想してみる
    3. 過去の受賞作品を知ったうえで応募しよう
    4. 構図やアイデアや視点も大切。写真の主役を明確にしよう
    5. 超広角、広角、ズーム。カメラを効果的に使い分けよう
    6. オート以外のAQUOSのカメラモードを使ってみよう
    7. AQUOS R9をお使いの方はチャンス倍増!
    8. フィルター等のアクセサリーを用いた撮影もおすすめ
    9. 上級者向け!RAWデータで撮って作品を仕上げよう
    10. 意外と大切!応募の前にしっかりと作品を見直そう
  • テーマに合った写真を応募しよう
  • 夏らしい写真を考えてみよう

    AQUOS R7で撮影

    フォトコンにはテーマがあります。今回開催される「Snapdragon | AQUOS W フォトコン 2024 SUMMER」においては、「夏」がテーマです。夏らしい、夏を感じる写真がそれにあたります。

  • 「夏と言えば」を連想してみよう

    ひと言で夏といっても、感じ方やイメージするものは人によって異なりますね。この点におけるフォトコンで大切なのが「分かりやすさ」「みんなが想い描くイメージ」です。フォトコンでは、作品性も大切な要素ではありますが、見る人にいかに伝えるかがポイントになります。以下はあくまでも例ですので、色々と考えてみましょう。


    (AQUOS R6で撮影)
    旅を想起させる景色
    (AQUOS R8で撮影)
    山/水辺
    (AQUOS R7で撮影)
    花火大会
    (AQUOS sense7
    で撮影)
    リゾート感のある景色
    (AQUOS R7で撮影)
    夏らしさを感じるもの
    (AQUOS sense7 plus
    で撮影)
    清涼感のあるフード
    やドリンク
    (AQUOS R8で撮影)
    和服(着物/浴衣)
    (AQUOS R7で撮影)
    景勝地
    (AQUOS R8で撮影)
  • 過去の受賞作品を知ったうえで応募しよう

    何事も傾向と対策はやって損はありません。その点で「2023 WINTER」「2024 SPRING」過去2回の受賞作品を知ることは大切なポイントになりますので、ぜひご覧ください。

    過去の受賞作品を見る際には以下の点に参考にしてみましょう。

    ・どんな被写体、場面の写真が受賞しているか?
    ・受賞作品にない被写体、場面は何か?
    ・審査講評コメントを読んで何が良かったかを知る。

    この3点を読み解くヒントとして、AQUOSフォトコンは今回3回目(昨年夏に実施したWフォトコンを含めると4回目)となりますので、過去2回の受賞作品と似たような作品は、今回選抜されにくいかもなど、審査のポイントを想像してみましょう。

    料理
    (AQUOS zero6
    で撮影)
    猫以外の動物
    (AQUOS R7で撮影)
    花火
    (AQUOS R9で撮影)
    旅のスナップ写真
    (AQUOS sense6
    で撮影)
    家族写真
    (AQUOS R8 pro
    で撮影)
    水族館
    (AQUOS R8 pro
    で撮影)
    ポートレート
    (AQUOS wish4
    で撮影)
    イルミネーション
    (AQUOS R8 pro
    で撮影)
    写真映えするスポット
    (AQUOS R9で撮影)
  • 構図やアイデアや視点も大切。
    写真の主役を明確にしよう

    写真は撮影者の視点そのものといえます。つまり、撮影者が何を撮っているのか、何を伝えたいのかが見る人に分かることが大切です。これはフォトコンに向けた写真に限った話ではありませんね。そこで、応募の前に、その写真を誰か他の人に見てもらって意見をもらうのもいいかもしれません。もちろん、最後は撮影者であるご自身の感覚を信じてみましょう。

    ここで大切になるのが構図です。構図は撮るもの伝えたいことによって変わりますが、最低限覚えておきたいのが、以下の構図テクニックです。

    堂々と被写体を真ん中に配置して撮る

    水族館
    (AQUOS R8 proで撮影)
    料理
    (AQUOS sense8で撮影)

    余白を設けて撮る

    人物
    (AQUOS R9で撮影)
    風景
    (AQUOS R6で撮影)

    水平をしっかりさせて撮る

    夜景
    (AQUOS R7で撮影)
    風景
    (AQUOS R6で撮影)

    大胆なアングルや接写、ちょっとしたアイデア

    カメラを逆さまにして接写
    (AQUOS R6で撮影)
    水平にこだわらずにダイナミック
    にスマホを傾ける
    (AQUOS sense6で撮影)
    料理はカトラリーと一緒に
    (AQUOS R7で撮影)
    アイテムを使った撮影
    [写真は人工水晶玉]
    (AQUOS R5Gで撮影)
  • 超広角、広角、ズーム。
    カメラを効果的に使い分けよう

    スマートフォンAQUOSのカメラの数は機種によって異なりますが、ここ最近のモデルでは広角、標準、ズーム(望遠)を使うことが出来るものが多くあります。機種によってカメラの性能は異なりますが、広角、標準、ズームそれぞれのカメラの主な違いは画角です。それぞれのカメラ(画角)には、それに適した被写体や場面があるため、撮るものに合わせてカメラの画角を使い分けるのもおすすめの撮り方といえます。

    広角

    広角は手前を大きく遠くを小さく写すため、遠近感をいかした写真を撮るのにおすすめです。また、最新のAQUOS R9の広角カメラは、被写体に2〜3センチ程度まで近づけるため、広角マクロ(接写)撮影も可能です。

    遠近をいかした風景
    (AQUOS R6で撮影)
    広々とした風景
    (AQUOS R8で撮影)
    建築・建造物
    (AQUOS sense8
    で撮影)
    広角対応のAQUOS
    ・AQUOS R/R proシリーズ:AQUOS R5G 以降
    ・AQUOS senseシリーズ:AQUOS sense3(AQUOS sense3 liteを除く)以降
    ・AQUOS zeroシリーズ:AQUOS zero2 以降
    標準

    SHカメラを起動した時に使用されるカメラが標準カメラ。引いて良し、寄ってよしの日常使いにちょうどいい画角で、高性能なセンサーと明るいレンズで夜景などの暗いシーンから、逆光などの撮影が難しいシーンまで、シーンを選ぶことなく撮影ができます。

    また、被写体に思い切り近づいて撮ることでレンズのぼけ味をいかした撮影も可能です。

    接写+光学ボケ
    (AQUOS R6で撮影)
    風景と一緒に撮る人物
    (AQUOS R9で撮影)
    暗い場所での撮影
    (AQUOS R8で撮影)
    望遠(ズーム)

    お使いのAQUOSに望遠カメラが付いている機種や、標準カメラの画素数が大きな機種については、ズームを使って撮影してみましょう。ズームを使うことで、被写体の形を歪ませずに(変形させずに)撮れるだけでなく、画角が狭くなる分、余計な写り込みを抑えることができます(望遠カメラのない機種でのズーム倍率は2倍程度までがおすすめです)。

    レンズの歪みを抑えた
    テーブルフォト
    (AQUOS R8 pro
    で撮影)
    ポートレート
    (AQUOS R9で撮影)
    近づきにくい状況
    (AQUOS sense8
    で撮影)
  • オート以外のAQUOSのカメラモード
    を使ってみよう

    AQUOSには、オートでの撮影以外にも夜景に適したナイト、人物やペットの背景をぼかして印象的に撮れるポートレート、デジタルカメラのマニュアル撮影のように撮影に関わる項目を細かく設定して撮れるマニュアル写真、といったカメラモードがあります(機種によって使用できるカメラモードは異なります)。これらのカメラモードを使って撮ることにより、応募する写真に使われることが多いオート撮影とは一味違った写真を撮ることができます。

    ポートレート(人物)
    (AQUOS R7で撮影)
    花火(ナイト)
    (AQUOS R8 pro
    で撮影)
    星空(ナイト)
    (AQUOS R8 pro
    で撮影)
  • AQUOS R9をお使いの方はチャンス倍増!

    「Snapdragon | AQUOS W フォトコン 2024 SUMMER」では、最新機種のAQUOS R9賞が設けられています。審査の対象となるのは、もちろんAQUOS R9で撮影された写真のみです。AQUOS R9に搭載されている最新機能を使って撮影すると受賞確率がアップするかもしれません。他の賞についても受賞対象となるため、受賞チャンスは倍増です。

    例えば、AQUOS R9の「料理の影を消す」機能やナイト内にある星空、花火モード、ポートレート内にあるペットモード、フラッグシップモデルのRシリーズだけのRAWデータ撮影などなど…。もちろん最新のAIオートによる撮影した写真もいいですね。AQUOS R9をお使いの方はぜひ応募してみましょう。

    ペット(ポートレート)
    (AQUOS R9で撮影)
    料理の影消し(写真)
    (AQUOS R9で撮影)
    花火(ナイト)
    (AQUOS R9で撮影)
  • フィルター等のアクセサリー
    を用いた撮影もおすすめ

    デジタルカメラを使って撮ったようなワンランク上の写真を目指す方におすすめなのが、デジカメ用フィルターを使った撮影です。特に、AQUOS R8 proまたはAQUOS sense8をお使いの方は、専用ケースとアダプターが用意されているため、簡単にデジカメ用フィルターを装着することが出来ます。詳しくは、PHOTOSHOWの特集記事「スマートフォン AQUOS × デジカメ用フィルター撮影」をご覧ください。

    ND(減光)フィルター
    (AQUOS R6で撮影)
    クロスフィルター
    (AQUOS R8 proで撮影)
    クローズアップレンズ
    (AQUOS sense8で撮影)
    ソフトフィルター
    (AQUOS sense8で撮影)
  • 上級者向け!RAWデータで撮って
    作品を仕上げよう

    AQUOS R5G以降のRシリーズでは、RAWデータの撮影が可能です(マニュアル写真モード時のみ。カメラ設定内で設定する必要があります)。RAWデータ(未加工の生データ)とは、写真編集(現像)を前提にしている記録形式(DNG形式)。JPEGより色と階調に関する多くの情報を含んでいるため、緻密で精度の高い本格的な作品に仕上げることができます。

    RAWデータ撮影した写真は、予めインストールされているアプリ「Adobe Photoshop Express」または「Google フォト™︎」で仕上げることが可能です。


    (AQUOS R6で撮影)
    工場夜景
    (AQUOS R7で撮影)
  • 意外と大切!応募の前にしっかりと
    作品を見直そう

    ここまでご紹介したことを踏まえ、応募する前に必ず行っていただきたいのが、“応募作品を見直す”ということです。具体的にチェックしていただきたいのは以下の3点です。これらがクリアしているかどうかで審査時の印象が大きく変わることもあります。

    意図した場所にピントが
    合っているか確認する

    対処法:応募する写真は、必ず等倍(100%)で表示して確認する。

    写真の隅々まで見直して、
    余計なものが写り込んでいないか確認する。

    対処法:作品の意図が変わらないように余計な部分が消えるようにトリミングする。

    真っ直ぐの水平線や地平線が肝になる風景写真の場合は、ちゃんと水平になっているかを確認する。

    対処法:写真の曲がりを回転などを使って真っ直ぐに修正する。

    今回の記事でご紹介した受賞に向けてのヒントはいかがでしたか?記事で紹介した内容、サンプルとしてご紹介した被写体や撮影シーンは、例えであり受賞を約束するものではありません。あくまでも、どんな写真を応募したらよいかの参考にしてもらえればと思います。何より、自分自身にとっての最高の一枚を応募することが一番ですね。

    旅や帰省、季節感のある日常の景色など、スマートフォンAQUOSで撮った夏の思い出を「Snapdragon | AQUOS W フォトコン 2024 SUMMER」に応募してみましょう。

  • 黒田 智之 くろだ ともゆき
    東京生まれ。公益社団法人 日本写真協会会員。
    アートディレクター、フォトグラファーを主として音楽、映像、出版、広告などで活動。近年では、スマホ写真を中心に写真の撮影・プリントに関する書籍の執筆やセミナー、ワークショップ等の講師も務める。近著には『「いいね!」を増やす スマホ写真の撮影レシピ』(シーアンドアール研究所刊)などがある。

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