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第2回 AndroidとiPhoneは何が違う?

2. AndroidとiPhone、安心して使えるのはどっち?

世界規模で見るスマートフォンのシェア

インターネットを利用した何らかのサービスを提供する際、スマートフォンへの対応はもはや必須となっています。

たとえばインターネット音楽配信サービスの場合、パソコンにしか対応していなければ使える場所が限られてしまい、外出先で好きなときに好きな場所で音楽を聴くことができません。

しかしスマートフォンに対応していれば、電車や自動車の中、あるいは散歩しながらなど、さまざまなシーンで音楽を楽しめるというわけです。

このようなサービスを提供したり、あるいはアプリを販売したりすることを考えたとき、もっとも重要になるのは利用者の数です。

当然ですが、数が多ければサービスとしての魅力が増し、より多くの売上を期待できるようになります。

アプリの販売であれば、利用者数が増えれば増えるだけ売上も向上するため、少しでも多くの人に使ってもらいたいと考えるのは必然でしょう。

こうした考えから、前回解説したようにサービスやアプリを提供する際にはAndroidとiPhoneのどちらか一方を選択するのではなく、両方のプラットフォームに提供することが一般的になっています。

ただ両者のシェアを考えた場合、重視されるのはAndroidでしょう。

多くのアプリやサービスは全世界をターゲットに開発されている

世界的に見ると、スマートフォン用OSのシェアはAndroidがiPhoneで使われているiOSを大きく引き離しているのが現状です。

StatCounterの調査結果によれば、2018年2月時点でAndroidのシェアは74.78%であるのに対し、iOSは20.15%です。

Androidのシェアは74.78%で、iPhoneで使われているiOSを大きく引き離している

Stat Counterが公開しているスマートフォンのOSシェア(2018年2月時点)

確かに日本ではiPhoneのシェアが高い傾向にありますが、世界的に見るとAndroidが圧倒しているのが事実です。

そして現在スマートフォンで提供されているアプリやサービスの多くは、特定の国や地域に向けてではなく、全世界をターゲットに開発されています。

そのため、iPhoneのシェアが日本という特定の国でいくら高くても、世界全体で考えるとAndroidに力を入れざるを得ないというわけです。

将来的に見ても、アップルからしか提供されないこと、Androidに比べて高価格帯であることを考えると、このシェアが逆転するといったことは考えづらいでしょう。

このように考えると、より安心して使えるのはAndroidだと言えるのではないでしょうか。